約束を。


昔からそれが当たり前だから。


 『あの二人はほっとくと人前でもキスしちゃうからなぁー』


ほんと困ったもの。



 キス。


その言葉で学校のあれを思い出してしまう。



 ぶんぶん  忘れろ  忘れるんだ!



 頭をぶんぶん振る



 『はぁ…』


 もうやだ…




 部屋にはいろう…




 私は番号が書かれている部屋に向かう。



 



   ―…そこで、またあうとも知らずに…



  のんきに、今は歩いている。




 声を上げるまで、あと5分。
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