約束を。



 廊下を歩いている間



  『そういえば… どうやって保健室まで来たんだろ?』



   屋上にいたはずなのに…


    アイツと最後話してて―(っていうのかな?)



   そこからの記憶が思い出せない。


  『うーん…』



   どうしても思い出せなかった。



   『まぁ、別にどーでもいいか。』


  別にそんな重大なことでもないだろうし。



 何も覚えていない私はそう思っていた。



  そして… 私はそのことをよく考えなかった。



    私はまだ廊下を歩いている。


  もう少しで部屋につく頃。


  でも、それにしても―


   『さっきより長い気がするんだけど…』



  管理室から私の部屋は―建物が大きいように―とても遠かった。



   私の部屋は二階にある。



   どんな部屋なんだろう?と小走りになる私だった。
< 190 / 224 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop