約束を。




 まさかの自分が無意識にしゃべっていたことに驚きつつ私は話を続けた。



 …ていうか、

 『私、アンタに気に入られるようなこと、した記憶―』



  ないんだけど…



  そう言い終わる前に



  ぎゅ



 『え?』


   手首をつかまれ、



  グイッ  ドサッ



  ソファに引きずり込まれ、




  押し倒されていた。
  
< 206 / 224 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop