約束を。


制服を着て、鏡を見てみる。


鏡の中には、制服を着た女子高生がいた。


 『やっぱ可愛い…』


…いま、私がナルシスト?って思った人いないよね?


ちがうからっ。制服が可愛いって言ったんだからね?


いちおう訂正訂正っと。





まぁ、それはおいとくとして。

 
やっぱり、いくら私が可愛くない容姿でもこの制服は可愛くみえる!


これで少しは可愛くなれるといいなぁ。



この点だけはお母さんに感謝してもいいかも…なんて思ってしまった。

 
「風音ちゃーん。ご飯よー!」



下から声が聞こえてきた。


お母さんの声だ。


『はーい!』



私は返事をすると、一階に下りていった。
< 36 / 224 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop