約束を。
制服を着て、鏡を見てみる。
鏡の中には、制服を着た女子高生がいた。
『やっぱ可愛い…』
…いま、私がナルシスト?って思った人いないよね?
ちがうからっ。制服が可愛いって言ったんだからね?
いちおう訂正訂正っと。
まぁ、それはおいとくとして。
やっぱり、いくら私が可愛くない容姿でもこの制服は可愛くみえる!
これで少しは可愛くなれるといいなぁ。
この点だけはお母さんに感謝してもいいかも…なんて思ってしまった。
「風音ちゃーん。ご飯よー!」
下から声が聞こえてきた。
お母さんの声だ。
『はーい!』
私は返事をすると、一階に下りていった。