約束を。
―今日は私の入学式なのに。
「同窓会に来ましたー。」みたいなハイテンションなノリのお母さんがそこにはいた。
(しかもそれ…絶対、会いに来るほうがついででしょ…。)
と思う私だったけど、
『あれにかかわってると余計疲れる…』
とも思った私は、自分の母を止めることを止めた。
そして、未だに歌いつづけてる母親をおいて入学式の会場に向かった。
入学式の日って最初って感じでもう少し〝さわやか―。″な感じ(?)じゃないの…?
『疲れた… はぁぁ―…』
後ろできゃぴきゃぴはしゃいでいる自分の母を見る。
(なんで、入学式のその日にこんなに疲れないといけないの…?。)
チラっ|д゚)
現在ホールに向かっている私。
背中側に微かにまだみえるお母さんを見て、
いくら外見が出来る大人に見えていても、中身は家とまったく変わらない子供みたいな母親。
どうしようもなく思った私の口から『はぁ。』と、溜息がもれた―。