約束を。
『わぁー!』
『やったね!』
入学式会場となっているホールの入り口の前には、クラス表が貼ってあった。
いろんな人がみていて、悲鳴?(に聞こえるもの)や、だれかの「同じクラスに
慣れたね!」というような喜びの声が聞こえてくる。
えーと、私は…
『あっ!』
見えた! えっと、1年…
一年S組!
私はこれをみて、『へぇ、ここってアルファベット方式なんだ。』
なんてことしか考えてなかった。
このクラスの意味を私が知るのは、入学式の後のことになる。