約束を。


 

 「きゃあ」


    「すっごぃ…」


  「めちゃかっこいい…」


  周りから女子のそんな声が聞こえる。



友里は「静かにならないかなぁ」と言っていた。


今は式の最中。


今はその状況にしては凄くうるさいほう。


『まぁ、わたしも同意見。で、あれが原因って?』


ホラ。あれ。  と友里が指を指した。



ステージのほうむかって。


 
友里の指と視線を辿っていくと―…


 『え…』
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