約束を。


 いろいろぶつぶつと考えていた私の頭。


  「…ぇ、ねぇ」

 そこに聞こえてきた声。

 隣から声が聞こえるけど頭が混乱している私。

 

 そんな私にそんな小さな声が聞こえるはずもなく、
 

 
ぎゅー



 (痛っ)


 何?



 横を振り向くと、



 にこっ   と



 すごい笑顔でいる親友がそこにはいた。


 (笑顔が怖い…)


 その笑顔は黒の笑顔だったけども…



 「ね、聞こえてる?」



 わ、忘れてた…。



 『ごめん…聞いてなかった…』



 「はい?」


 私たちは一応式の最中だから小声で会話する。


 「はい?」という時のゆりがすごい怖かった…



 
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