約束を。
―友里Side―
ジ――――――――――
んー…
『おーい…』 小さい声で行ってみる。(一応式の最中だから。)
親友はそれに気づかない様子。
うん、ダメだわ。これ。
どうもこんにちは。国城友里です。
今私は、ステージの上で挨拶をしているイケメン(相沢雅―だっけ―?って言ってた気がする―…)を見たり、下を向いたりとくりかえしながらぶつぶつ独り言を言っている親友を見ています。
いっこうにきづかないから少しむかついて怒ってやった。
きづいて『忘れてた』なんていう親友に
『親友を忘れるなんてひどいなー』なんてわざとらしく言う私。
私に親友こと風音は「こいつ、絶対面白がってるな」なんて顔をしてる。
おもしろっ!
話してみると、あの学年主席の黒髪とは風音曰く、
「このまえ偶然道でばったり会っただけ」らしい。
いろいろ聞いていった。
「めがあった」なんて言葉が聞こえてきた。
『ふーん。じゃ、なんで目なんて合っちゃったの?』
いじってみようときいてみた。
少し赤くなっている親友がそこにはいる。
ついニヤニヤしてしまう。
「友里…。」