真夜中の足音(中編)
陽子が違和感を感じ始めたのは、2ヶ月前。
会社から帰って来て、郵便受けから自分宛の郵便物を取り出した。
不動産のチラシや地方誌に混ざって、何かの請求書が入っていた気がした。
ひとまず、部屋に持ち帰ろうとしたが、ちょうど朝ごはんの食パンがきれているのを思い出し、一旦チラシ類を郵便受けに戻し、スーパーに買出しに行った。
再び、家に戻り、チラシ類を抱えたまま部屋に戻り、さっき見かけた請求書を探す。
しかし、あったはずの請求書は見つからなかった。
陽子は一瞬疑問に思ったが、10時から始まるドラマの時間までに晩御飯を作る方が大事だったので、すぐにそのことを忘れてしまった。
翌日、郵便受けには、ガスの請求書が投函されていた。
会社から帰って来て、郵便受けから自分宛の郵便物を取り出した。
不動産のチラシや地方誌に混ざって、何かの請求書が入っていた気がした。
ひとまず、部屋に持ち帰ろうとしたが、ちょうど朝ごはんの食パンがきれているのを思い出し、一旦チラシ類を郵便受けに戻し、スーパーに買出しに行った。
再び、家に戻り、チラシ類を抱えたまま部屋に戻り、さっき見かけた請求書を探す。
しかし、あったはずの請求書は見つからなかった。
陽子は一瞬疑問に思ったが、10時から始まるドラマの時間までに晩御飯を作る方が大事だったので、すぐにそのことを忘れてしまった。
翌日、郵便受けには、ガスの請求書が投函されていた。