真夜中の足音(中編)


ドラマや小説では知っていたが、陽子は初めて目にした。

準備の良さに関心する。

「じゃ、丸山さんは!?」

「気を失ってるだけですね」

「け、警察に連絡しなきゃ!」

陽子は、急いで立ち上がろうとした。目が覚めたら次は、どうなるかわからない。


「それには、及ばないです」

安藤が丸山を見つめながら、そう呟いた。

< 44 / 52 >

この作品をシェア

pagetop