真夜中の足音(中編)

「え?」陽子の疑問もそのままに、安藤は、丸山に近付く。

そして、右手の側に転がっていた拳銃を手にする。

しばらく、拳銃をまじまじと見つめながら何かいじっている。と、フイに拳銃を構えた。


 カチン・・・ドン!!



突然、部屋の中に、拳銃の大きな音が響き渡った。

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