わがまま姫♀
「…ったく」
呆れた様子の遥。
「じゃ、行こっか」
「…どこに?」
またまた遥は呆れ顔。
それにプラスして、ため息をついた。
「だからー、午前の授業は終わったの!」
「うそ!?」
…じゃない(涙)
朝来てから昼まで寝てるって…前代未聞ダネ。(←自分です)
「ほら、分かったならさっさっと行くよ」
「は、ハイっ」
それから食堂にて、遥の牧バナ(※牧原の話し)を、永遠と聞かされた…。
軽く聞いたふりして相づちをうちながら、ラーメンを口に運ぼうとした瞬間。
“バンっ”
机を誰かが思いっきり叩いたおかげで、ラーメンの汁がはねた。
「熱っ…!」
「桃井さん!私どうしても納得がいかないのよっ!」
「私も!どうしてあなたなの!?」
「流くんには、もっとふさわしい人がいるわ!」