わがまま姫♀
そうだよ、その通りだよ。
おもっきり今、思ってる。
「そりゃ思うよ。かなりうっとうしいから」
「なっ…!」
女子たちは、まるで女豹のような目つきであたしを睨み付けた。
あたしもまけじと、目を逸らさないでいた。
「はいはい、そこまで!」
と、そこに遥がわって入った。
「姫央もほっときなって!あと、今沢くんも何とか言いなよ」
「いや、面白かったから」
はぁ?!
誰のせいでこうなってると思ってんだ!?
あーもう、ムカつく!
余計に右耳が痛くなったじゃん。
責任とれ!!
そんな時、先生が入ってきて授業開始。
はぁ。
こんな日は、やる気なんてまったく起きない。
あたしはそのまま、夢の世界へといってしまった。