わがまま姫♀
しかしこれには続きが。
「きゃっ?!ちょっと、どこ触ってんのよ!!」
「当たったんだよ」(←嘘)
「ちょ、やだ変態!一緒になんて寝ないから!(心臓もつか)」
あたしがそう言うと、流はつまんなさそうに舌打ちをした。
「というか、もう帰っていいよっ」
真っ赤な顔をそらして、思っても無いことを言った。
「わかったわかった。じゃー俺帰るから」
流はクスクス笑いながら立ち上がり、あたしに背を向けた。
あーあ。
本当に帰っちゃう。
「………」
でも2、3歩歩いたところで立ち止まり、流はこちらに振り返る。
なんだろう…?
「自分で帰れって言ったくせに、そんな顔すんなよ」
え、は?!
どんな顔だよ!?
「…なに、襲われたい?」
「べ、別に普通の顔!」
「…素直じゃねーの」
ボソッと言うと、流は部屋を出ていった。
───回想終了───