わがまま姫♀
“…ブク…ブク…”
そういえばあたし、前は自分から一緒に寝たんだよなぁ。
………。
我ながら大胆なことをした。
あの時は多分どうかしてた。
急に何も言わなくなった流が心配で不安で、帰っちゃったのかと思って。
恐る恐るドアを開けると、スースー眠る流がいた。
なんかこう、分かる?(←分からない)
ホッとした気持ちが溢れてね。
眠いなら帰ればいいのに。
起こすのも悪くて。
かといって、あたしひとりじゃベッドまで運べない。
あたしの小さな小さな脳みそで考えた末、最初は毛布をかけてあげるだけのつもりだったんだけど。
ちょっとだけ入るつもりが、気付いたら寝てて…。
1番驚いてんのはあたしだ。
「……っくしゅん」
“ジャバっ”
「……うぅ」