わがまま姫♀
こんなのが雑誌に載りでもしたら、面倒なのが目に見えてる。
「絶対だめ。俺は許さない」
「…やっぱり」
「分かりました」
分かったなら、おとなしくお引き取りを。
「では、他を当たりますね…」
他って…。
「では、失礼します」
「………」
嫌な予感。
3人の男達が去った後、家門の近くの階段に腰をおろし写真を見た。
んなもんが、万が一雑誌にのったらどーなる。
ありえない。
想像しただけで身震いする。
絶対阻止しなければ。
そにしても、
「……赤すぎだろ」
ポソッと1人で呟いた。