わがまま姫♀
♂婚約者と涙♂
【流♂side】
「アンタね、その性格なんとかしなさいよ!」
今日も隣から飛んできた。
「無視すんの!?」
こいつ、桃井財閥の社長令嬢。
桃井姫央。
「ムカつく」
そして俺の、婚約者。
本人は知らないが。
「さっきから、うるせーんだよ」
「悪かったわね!うるさいのが隣にいて!」
コイツは俺のことを、口悪男と呼ぶ。
たしかに悪いとは思うが。
お前だって、なかなか悪いだろ。
「家庭の都合だから、仕方ねーだろ」
「その家庭の都合ってなんなのよ?」
だけどコイツ、顔だけ見てればまずまずってところで。
「…さぁ」
目は丸っこくて大きい。
薄い唇からして、色気は全くなしの童顔だけど。
「アンタは知ってんるんだ?」
「アンタね、その性格なんとかしなさいよ!」
今日も隣から飛んできた。
「無視すんの!?」
こいつ、桃井財閥の社長令嬢。
桃井姫央。
「ムカつく」
そして俺の、婚約者。
本人は知らないが。
「さっきから、うるせーんだよ」
「悪かったわね!うるさいのが隣にいて!」
コイツは俺のことを、口悪男と呼ぶ。
たしかに悪いとは思うが。
お前だって、なかなか悪いだろ。
「家庭の都合だから、仕方ねーだろ」
「その家庭の都合ってなんなのよ?」
だけどコイツ、顔だけ見てればまずまずってところで。
「…さぁ」
目は丸っこくて大きい。
薄い唇からして、色気は全くなしの童顔だけど。
「アンタは知ってんるんだ?」