不思議な姫
カーテンから、朝日が差し込んできてその明るさで目が覚めた
その明るさにも慣れて、ようやく目が開けられるようになった頃
コンコンっと、部屋をノックする音がした
まだ眠たいな、なんて思いながらドアを開けた
「おはよ。悠里、今日から学校だからちゃんと行けよ。 いいね?」
「大丈夫、ちゃんと行くよ。子供じゃあるまいし。」
「なら、いいんだけどな。じゃあ、俺行くから、戸締まりちゃんとしとけよ」
「分かった。行ってらっしゃい、棗さん」
そう言って、彼を見送りし時計を見ると7時半
「 そろそろ、用意した方がいいかな」
そう思い、自室のクローゼットを開けた