不思議な姫
そう言ってあたしの真正面に立った翔の目は、真剣で
あたしは、何処からかこの人なら信じてもいい 素直にそう思った。
悠里「翔、あたしの仲間になってくれない?」
そう言うと、笑顔で
「当たり前だろ」なんて言ってくれる翔がとても嬉しくて、泣きそうになった。
悠里「ありがとね。 」
翔「 あぁ、俺さ女嫌いなんだけど悠里は、大丈夫なんだ」
とか言って、あたしをおもいっきり、
抱きしめてくれた。
その腕の中は、暖かくて安心した。
悠里「龍王の人達どうすんの?」
真剣にした質問だったのに翔は、
「さーな」なんて、呑気に言っていて
本当にどうすんのかなって真剣に考えた
そして、しばらくして腕の中から出れたから、 ウィッグとカラコンをつけた。
翔「俺は、龍王を本気で抜けてもいい。」
悠里「なに冗談言ってんの? 」