不思議な姫


「もう少ししたら、担任の教員が来ると思うます」
と、書類に目を通しながら理事長が言う



担任の教員は、誰でもいい

めんどくなければ誰でも


なんて思っていると、理事長室のドアが開く


それから入ってきたのが、あたしの担任なんだろう


見た目は、 何て言うか 普通って感じ
全て平均って感じでそれ以上でもそれ以下でもない感じ

勝手に決めつけてるわじゃないです と1人心の中で謝る


誰かに聞こえるわけじゃないのに


それから、簡単に自己紹介されて
教室に向かうこととなった


担任の名前は、人見先生
あとは、必要じゃなさそうだったから聞き流しておいた


前を見ると理事長室を出ようとする人見先生の姿が視界に入る


それを見て慌てて後を追いかけるようにして理事長室から出た







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