不思議な姫

クラスについてや、学校の事など話してくれていたけど相槌を打つだけで全くと言っていいほど聞いてなかった

まぁ、困ることなんて無いだろうし


「 ……峰さん 、高峰さん?」


名前を呼ばれていたことに気づきはっとする


目の前には、自分のクラスがある

すいません 、と小声で謝ると


気にしないでください。 あと、クラスに紹介するんで僕が話終わったら入ってきてくださいね 、それだけ言うと彼は
教室に入って行った


「みなさん、今日からここに転入する生徒を紹介します」


「高峰 悠里です。よろしくお願いします」



簡単に簡潔に
そして、相手に悪意を与えないように




「ってことです。じゃあ空いてる、あの
席が高峰さんの席です」

そう言って、指をさされている方向を見ると一つ空いた席がある


窓際の1番後ろか


別にどこでもよかったんだけど

日当たり良さそうな席だな


別にどんな席でも良いんだけどね

















< 7 / 125 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop