ちょっとアレなおねいさんのためのパーフェクト・レシピ
次に具材の下拵え。
面とりと隠し包丁を施すこと。

面とりについては、悩む必要はない。
たとえば里芋の皮を剥く時に、丸くツルンと仕上げるのは普通の剥き方である。
何も考えず、普通に剥いてみよう。
するとアラ不思議、まるで立方体からノコギリ一丁で球体を削りだしているようなカクカクした物体、お世辞にもツルンとは認め難い物体になる。
それが面とりという技法である。
達人はわざわざカクカクに剥かなければならないが、本書を読んでいる人はレベル的に【そんなつもりはないのに】カクカク…というか、皮に実がたくさんついた無駄の多い剥き方しかできないのが目に見えているため、面とりを心掛ける必要がないのだ。


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