【短編】不器用なあたし達の愛の証




こんな時間に訪ねてくるなんて、酔っ払いか不審者のどちらかだろう。



居留守しよう、そうしよう。




ピンポーン。



ピンポーン。




…しつこいんですけど。




嫌々玄関まで歩きドアノブを握ると、その瞬間勢いよく向こう側に引っ張られた。




「…は?」



「は?じゃねえよ、起きてんならさっさと開けやがれアホ」



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