【BL】秘密の生徒会長さま…の恋人!?
部屋に入ると聖弥はぐるっと見渡した。
人に部屋見られんのって緊張するな……。
「その辺てきとーに座ってくれ。」
「うん。」
ベッドを背もたれに、聖弥は腰を下ろした。
俺もその隣に腰を下ろす。
「案外、片付いてるね。」
「ん?ああ、親がうるせーんだ。」
肩を竦めて言うと聖弥はクスクスと笑った。
改めて隣に座る聖弥の顔を見る。
やっぱ、綺麗な顔してるよなぁ。
「何?」
「あ、いや…やっぱ格好いいなって」
聖弥は一瞬呆けた後、急に真剣な顔になった。
「――ねぇ、どうしてそんなに無防備なの?」
「ぇ?」