【BL】秘密の生徒会長さま…の恋人!?


俺は相変わらずの間抜け面で、頭は大混乱。



聖弥があの噂の絶えない会長サマ?


てか、今なんでそんなこと……。



「俺が生徒会長だって知ってるのは教員と生徒会役員だけ。それ以外の人間は誰も知らない。俺の秘密。」



聖弥は一旦言葉を切って、ゆっくり俺に歩み寄る。



「知られたくないんだ、誰にも。けど、慎理は特別。」
「と、く…べつ?」



徐々に追い詰められて、背中がフェンスに密着する。



俺の両脇に手を着いて、のぞき込むように顔を近付けられた。



「そう、特別だよ。俺が秘密を話してもいいって思えるぐらい。慎理は俺にとって特別なんだ。」




それはまるで………


告白されているようで。



「あの、聖弥……」
「慎理、もう一度キスしても良いかな?」
「へ!?」



訊いたくせに俺の返事も待たず、聖弥は唇を重ねた。




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