【BL】秘密の生徒会長さま…の恋人!?
今日も空は快晴だった。
当然、教室になど行かなかった俺は、昨日同様に屋上へ足を向けた。
鍵を開ける前試しにドアノブに手をかけてみた。
しかし、ドアは開かず、ポケットから出した針金で鍵を開けた。
屋上に足を踏み入れ、辺りを見渡す。
「……やっぱ居ないか。」
一人心地に呟いて、昨日聖弥がそうしていたように、フェンスにもたれ座り込んだ。
数秒で睡魔に襲われ、俺はうとうとと夢の世界へ入っていった。