【BL】秘密の生徒会長さま…の恋人!?
真っ直ぐ見つめられると、体温が上昇する。
「そのままでいいと思うよ。」
俺は逃げるように視線を逸らした。
「そっか。さんきゅ……。」
「さて、そろそろ行かないと。」
聖弥が立ち上がった瞬間、昼休み終了を知らせるチャイムが鳴った。
「あ、聖弥!」
俺は反射的に手を伸ばし、聖弥の制服を掴んだ。
「また、会えっかな?」
「うん。また明日、ここで会おう。」
よしよしと頭を一撫でされ、俺は手を離した。
立ち去る背中を見つめ、
「………たまには授業出るか。」
なんて思い、俺は重い腰を上げた。