あなたへの手紙
春樹くん、私はすごい辛かったよ。
春樹くん悪くない。
本当に、ごめん、
「あのさぁ、お前明日暇だろ?」
机の上でぼおっとしてた私にまたもいきなり声をかけてきた中川。
「暇だけどなに?」
「じゃーひなたちと遊ばね?」
「えーまた??」
「しかたねーだろ。ひなの奴ら、お前じゃないと言うこときなねーんだよ」
ひなとは、中川の双子の妹たちのこと。一人はひいもう一人はなあ。二人合わせてひな。
ひなは私にすごい慣れてる、
だから、週一ぐらいで私は中川の家に呼ばれる。
中川の家は共働きで大変だから、仕方ないんだけど。
「しかたないなぁ。」
「ありがと!!ひなの奴らお前くるって知ったらまぢ喜ぶから!」
ニコっと笑った中川に私はあきれていた