溢れるほどの愛を、君に。





目が覚めたのは、病院だった。





白い天井に白い壁。


俺の体につながれてるチューブ。




すぐに状況を理解した。





「! 蓮!!
大丈夫か!?」




裕翔と俺の両親が俺の顔を覗き込む。



母さんはもう泣いている。




「俺…… どうなったの?」





「蓮……
落ち着いて話を聞けるか?」



父さんが深刻そうな顔をして言った。







俺は、頷いた。


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