お熱いのがお好き?
そして、絶妙な力加減で麻紀の身体を刺激し、忘我の世界に誘う。


相手に対する思いやりと愛のこもった愛撫にやがて麻紀は、心から清志を欲しいと願い、せがむ。


満を時しての結合。


だから、タイミングも狂うことなく、二人して、しっかりと絶頂を迎えることが出来た。



これで、うまく清志のオタマジャクシが、麻紀のタマゴが上手く合体することが出来たらいいのだけれど。


オタマジャクシが逆流しないように、麻紀は終わってからも5分間動かず、寝たままでいた。


真和とは、ホイホイ子供が出来たのに。

この2年間、清志とは、ワイルドなままやっているのに、全然出来なかった。


まあ、近頃は、『出来なけりゃ出来ないでいい』という心境になり始めていた。


二人の方が気楽なのは確かだ。



「午前の部はこれで、無事終了…」


麻紀が満足げに呟いた時、ふいに、ぐうううっとお腹が鳴った。



「や、やあだあ。運動したからお腹空いちゃって」


両手で口元を覆って赤面する。


さっきまで、ベッドの上で、素っ裸で自分からすごい格好をしていたのに、腹の虫がなったのが恥ずかしいなんて…



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