お熱いのがお好き?
おもむろにカレンは、レモン色のスリップドレスの胸の谷間から、金色に光るカードを取り出した。
「麻紀さん!マー君がね、友達と飲むならこのクレジットカード、好きなだけ使えって!
喧嘩してるし、カレンにも意地があるから使わないつもりだったけど、やっぱり使っちゃう!
フルーツとか食べないすか?
カレン、メロンが食べたくなっちゃったあ。頼んでいいすかあ?
実はね、昨日ね、カレン、ホテルの部屋で夕張メロン、1人だけで食べちゃったんらー。
マー君がメロン好きのカレンの為に、買ってくれたの♡
チョー美味しくって感激♡マー君にも、ひと口アーンして食べさせてあげたんらー♡」
アルコール度数の高い酒ばかり飲んでいるカレンは、飲み始めて1時間も経っていないのに、ろれつが少し回らなくなっていた。
「えっ嘘お?いいの?そんなつもりなかったのに。あんたの彼氏、太っ腹だねー」
麻紀の不機嫌は一瞬にして治った。
『好きなだけ』という言葉に男気を感じるではないか。
「いいんすよーガンガン飲んじゃいましょ♡」
カレンは、肩を揺らして満面の笑みで言う。
細いスリップドレスの肩ひもが左右ともずり落ちて、剥き出しの肩が淫らな感じだった。