6→1 HEART
シーン………
暗くて足元が安定
しない。
怖いんですけど……
あたしは辺りを見渡した。
前方にある古びた梯子。
あの時、なんで登っちゃったんだろう。
何故か、勝手に体が
動いていたんだ。
ミシ…ミシミシ……
一歩一歩ゆっくりと
踏み出す。
外からは叫び声がする。
誰か見つかったのかな…
梯子を登り終えて、奥に進んだ。
見つかりそうもない
ピッタリな場所。
…だけど、先客がいた。
「誰かいる…?」
暗い部屋の中にある
人影に向かって聞いた。
『……え?』
ゆっくりと声がする。
「あ…あたし、柚夏だけど…」
『柚夏ちゃん?
……あたし。加菜だよ』
そう言って顏をひょっこり覗かせた。
本堂加菜。
あまり仲良くはなかった
加菜ちゃん。
どっちかと言えば苦手…
だけど、このかくれんぼがうちらの未来を変えたんだ。
暗くて足元が安定
しない。
怖いんですけど……
あたしは辺りを見渡した。
前方にある古びた梯子。
あの時、なんで登っちゃったんだろう。
何故か、勝手に体が
動いていたんだ。
ミシ…ミシミシ……
一歩一歩ゆっくりと
踏み出す。
外からは叫び声がする。
誰か見つかったのかな…
梯子を登り終えて、奥に進んだ。
見つかりそうもない
ピッタリな場所。
…だけど、先客がいた。
「誰かいる…?」
暗い部屋の中にある
人影に向かって聞いた。
『……え?』
ゆっくりと声がする。
「あ…あたし、柚夏だけど…」
『柚夏ちゃん?
……あたし。加菜だよ』
そう言って顏をひょっこり覗かせた。
本堂加菜。
あまり仲良くはなかった
加菜ちゃん。
どっちかと言えば苦手…
だけど、このかくれんぼがうちらの未来を変えたんだ。