出会いは偶然じゃなくて運命


あっちからも
こっちからも

お化けお化けお化けお化け!


「ぐすっ!もーやだー!早く出たいよー!泣」

『もうすぐで出口だから!』

匡くんに手を引いてもらわなきゃ絶対に動けなかった。

やっと出口で出ると、

『お、お前ら何手を繋いでんだよー!やるな、匡〜♪』

あっ、手…

『あぁ、綾ちゃん転んじゃいそうだし、こうしないと一生出て来ないよ、きっと(笑)』

『よかったね、綾♪』

カーっと顔が赤くなる私。

『そろそろ帰る時間だし、最後のアトラクションにしようぜ!』

気づけばもうこんな時間。

『何乗る?』

『観覧車乗りたい。』

「『匡?』くん?』」

『え、だめ?』


いや、ダメじゃないけど。


匡くんってそういうの好きなんだー

意外っ!

ってことで観覧車に乗ることになった私たち。

『俺、綾ちゃんと2人で乗りたい。』

「え。」

『なんだ?匡。みんなでムゴっ!『いいよいいよ!2人で乗りなよっ!』

のんちゃんが裕翔の口を抑えて2人で乗って行ってしまった。
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