出会いは偶然じゃなくて運命
映画館に着き、観たい映画のチケットを買って劇場に入った。
『綾はこういう系好きなの?』
「うん。アクション系好きっ!」
『もっとさ、恋愛系とかかと思ってたよ(笑)アクションとか、綾らしいね』
「え!なんか変かな?」
『いや、変じゃないよ。あ、今日も私服可愛いね。』
かーっ
『はは。顔真っ赤』
そう言って、頬をつついてくる匡。
やめてやめて。死んじゃう。
「は、恥ずかしいじゃん!匡くん!」
『匡。』
「へ?」
『匡って呼んで?』
キューンキューンキューン
キュんキュンレベルMAX!!
『ほら。呼んでみて。』
「き、き、き、」
『き?』
「きょ…う…照」
『っ!はぁー。』
「え?変だった?泣」
『いや。可愛いなって。やべー可愛いすぎ。』
私、今日一日もつかな?
今にも倒れそうなんだけど。