出会いは偶然じゃなくて運命
映画を観終わり、私たちはご飯を食べに行った。
『この後どうする?』
「うーん。どうしよっか?考えてなかったね。」
『じゃあさ、俺の行きたいとこあるんだけど着いて来てくれる?』
「うん!いいよ!どこ行くの?」
『それは内緒。』
どこだろう。
匡く…
匡に着いて行った場所は…
「わー!!海ー!!」
冬の海だった。
『海好き?』
「好きっ!」
と笑顔で匡を見ると、
ぎゅっと抱きしめてきた。
「わっ!き、匡?照」
『綾と付き合えてるのが夢みたい。』
「ほんと。私もそう思うよ。」
ドキドキドキドキ
鼓動が聞こえちゃうんじゃないかって思うくらい私の鼓動もすごかったけど、匡の鼓動もすごかった。
あ、匡もドキドキしてくれてるんだなって嬉しくなったよ。