出会いは偶然じゃなくて運命
ほんとに楽しそうな博音を見てたら、妹がどんな奴なのか俺も興味を持った。
そして入学式。
俺は博音と体育館に向かう途中だった。
急に博音がニヤっとして、玄関の方へ向かったんだ。
すぐ終わるだろうと思って待ってたら、外でギャーギャーうるせんだ。
「朝からうるせーな。」
博音のとこに行くと、
俺でも認める程可愛い女…女の子が博音と騒いでた。
…これが妹か。
博音のいじめっぷりを見てわかった。
この2人のやり取りが面白すぎて、この俺でも笑ってしまった。
でも、なんで今わざわざ近づいて行ったのか不思議だった。
でもすぐにわかった。
『あの子、平川くんの妹かー。なら可愛いのわかる!』
『博音の妹とか手、出せねーじゃん。』
…なるほどな。
こいつ、妹のことめちゃくちゃ可愛がってるじゃん
意外な博音の一面を知れた