出会いは偶然じゃなくて運命


謝った日から、綾は俺にもう怒ってる様子はなかった。

許してくれたらしい…

『あいつは単純だからなー。すぐ許すんだ。ま、気にしなくていんじゃね?』

と、博音は言っていた。

単純すぎだろ。

あんな怒ってたのに。

変なやつだな、とも思った。

それからはあまり綾を見かけなくなった

久しぶりに見たのはマンションの下だった。

なんかめかしこんで、出かけるようだったが、隣にはサッカークラブの時の後輩の匡がいた。

なんかいい雰囲気じゃね?

『お前ら付き合ってんの?』

なんか聞いてしまった。

すっげー赤い顔をして否定する綾。

はは。

こいつ、匡のこと好きだな。

すぐにわかった
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