出会いは偶然じゃなくて運命


日付はだいぶ経ち、俺らは3年になった

クラス替えがあったんだけど、また博音と同じだ。3年間一緒っていいのか、先生たち。

俺は嬉しいけどな。

なんか、博音は縦割りを気にしてるみたいだ。

『ははっ。ざまみろ。』

急に言い出した。

「なんだよ。」

『お前じゃねーよ。綾と、奴は違うクラスだ。ざまみろ。』

こいつは匡を“奴”と呼び出した。

そんな毛嫌いしなくても…

「妹はクラスどこなの?」

『俺らと同じ2組。』

ニヤッと笑った博音。
気味わりーよ。

『2年とこ行くぞ。』

「は⁉行くのっ⁉」

『お兄様と縦割り一緒なんだ。言いにいくしかねーだろ。』

家で言えばいいだろう、家で!

そんなつっこみをさせてくれる暇もなく、さっさと2年のとこへ行ってしまった博音。


はー。


仕方なく俺は後に着いて行った。



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