出会いは偶然じゃなくて運命


朝起きて、朝食を食べにリビングに行くと、お母さんがお弁当を作ってくれていた。

「お母さん、おはよう!何か手伝うことある?」

『あら、おはよう!大丈夫よ。それより早く食べて準備しちゃいなさい。今日は、お父さんと博也も連れてくからねっ♪』

「はーい!」

『手伝いじゃなくて、つまみ食いしようとしたんだろ?』

うっ。相変わらずのいじられよう。

「そんなことしませんよー!お兄ちゃんこそ、見てないとこでお弁当食べようとかしてんじゃないの?いやらしー」

『あ?俺はお前みたいにコソコソ食わねーよ。堂々と食ってやるわ。』

「それもそれでいやらしーけどね」

『あんたち…早く用意しろって言ってんのよ!』

ひえっ!お母さんが怒った!
お母さん、怒ると恐いんだよなー
いつもはフワフワしてるくせにさ。

お兄ちゃんもお母さんが怒ると恐いみたいで、2人で慌ててリビングから出てきた。

『お前のせいで母さんに怒られただろ。』

なんだとっ!

「なに『はーやーくー!』

うわぁぁぁぁ!もう!

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