出会いは偶然じゃなくて運命


支度を終えて、家を出る時間になったので、玄関に行くと

「あ、颯太先輩おはようございます!」

颯太先輩がお兄ちゃんを向かえに玄関にいた。

お母さんが入れたんだろうな。

最近、颯太先輩は家に来るようになった。

いや、お兄ちゃんが連れて来る。

そりゃ、もうお母さんは喜んであげるよね。

『おはよう。博音まだかなー。』

「お兄ちゃん、心は女の子なんで支度に時間がかかるんですよ。」

バシッ

頭を叩かれた

「いった!」

『誰が女の子だ、ばか!』
ちくしょー。聞いてたのか。

『ははは。朝から元気だな、2人は。見てて飽きねーよ。』

「颯太先輩は注意してくださいよ!妹の頭は叩いちゃダメだって!」

『あら〜♪皆して仲いいわねっ!でも、早く行かなきゃ遅れるわよー?』

先輩がいるからってお母さん、上機嫌だ

『「いってきまーす!」』

3人で家を出た。

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