出会いは偶然じゃなくて運命
「高橋さんも私たちに負けないように頑張ってね?」ニコっと笑って言ってやった。
『っ!負けないわよっ!』
『ふっ』
のんちゃんが隣で笑いを堪えてた。
競技が始まり、私たちの番が回ってきた。
『綾、落ち着いて頑張ろう?』
「うん!のんちゃんとなら大丈夫♪」
『あ、それ私も今言おう思ってた!』
『いちについてーっ!よーい!ドン!』
私たちは駆けだした。先にある赤いコーンを二周回って、走って戻ってくるっていうコースだ。
私たちは順調に戻って来れて、次のペアにバトンパス。
やっぱりのんちゃんとやってよかった!
ふと、高橋さんのほうを見ると、回るのに苦戦してるみたいだ。
『やったね、綾♪』
「うんっ!次はリレー頑張るっ!」