幼馴染の甘くない愛情Ⅱ
「つい先日じゃないし、1ヶ月も前じゃーん。しかも付き合ってるかは不明なんでしょ?」
今は体育の時間。
女子はバレーで男子はバスケ。
「明菜ぁ!!」
「なにぃ?明菜本当の事言っただけ」
そうなんです。
確かに好きとは言われたし
あたしも好きって言った。
だけど、付き合おうなんて
一言も言われてない。
「明菜が聞いてきてあげようか?」
「ダメっ!絶対やめて!」
「なんで?あんまぼやぼやしてると獲られちゃうよ?」
「う゛…」
「ほら見て」
明菜が指を差したのは
隣のコートでやってる男子のバスケの試合。