幼馴染の甘くない愛情Ⅱ
「…もう本当に関わらないで」
あたしがそう言うと
戸田君はキョトンとしている。
「なんで?」
「大雅に勘違いされるから」
「勘違い?瑠奈ちゃんと大雅って付き合ってたっけ?」
それ、痛いところ…
「大雅から瑠奈ちゃんの話なんて聞いたことないけど?」
黙っているあたしに対して
戸田君は容赦ない言葉を
次々にぶつけた。
「っていうか、むしろ隠したがるしよっぽど嫌われてるんじゃない?」
鼻の奥がつんとして
視界が滲んできた。
「瑠奈ちゃんに対する態度…」
もう止めてよ…