幼馴染の甘くない愛情Ⅱ
「大晟と遊びに行くんじゃねーの?」
部屋に入るなりそう言われて
「それは誤解…です」
大雅の機嫌は最高に悪いらしい。
あたしの顔を見てくれない。
だけど怒っているのは纏うオーラから伝わってくる。
「俺言ったよな」
「え?」
「二度とあいつと喋るなって」
うぅ…だってあっちから近づいて来るんだもん…
「お前、そんなに俺を怒らせたい?」
ダメだ、涙出そう…
だけど泣いたところで大雅の怒りは収まらない。