幼馴染の甘くない愛情Ⅱ






「大晟と遊びに行くんじゃねーの?」




部屋に入るなりそう言われて




「それは誤解…です」




大雅の機嫌は最高に悪いらしい。


あたしの顔を見てくれない。



だけど怒っているのは纏うオーラから伝わってくる。




「俺言ったよな」

「え?」

「二度とあいつと喋るなって」




うぅ…だってあっちから近づいて来るんだもん…




「お前、そんなに俺を怒らせたい?」




ダメだ、涙出そう…



だけど泣いたところで大雅の怒りは収まらない。





< 27 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop