幼馴染の甘くない愛情Ⅱ
あれから1週間。
「最近パッタリ来なくなったねぇ」
戸田君はあたしの前に姿を現さなくなった。
クラスは隣だし見かけることはあっても
話しかけてくることはなくなった。
「うん。大雅が言っておくって言ってたし」
「良かったじゃん」
そう言ってあたしの頭を撫でる明菜。
明菜達にはちゃんと付き合えたことを次の日報告した。
「このまま何も無いといいねぇ」
「はは、何も無いに決まってるよ」
「だと良いけどぉ、何か引っかかるんだよね」
そう言いながら難しそうな顔をする明菜。