幼馴染の甘くない愛情Ⅱ
「るーなちゃん」
ケータイを閉じた瞬間背後から聞こえた声。
「……あ」
「久しぶり、やっと2人になれた」
そう言って笑う彼になんとなく
嫌な予感がした。
「…戸田君」
大雅は今日風邪で休み。
明菜も拓篤も今はいない。
亮はまだ来てないし…
「ちょっと、場所変えない?」
「…ど、うして?」
「ここじゃ人も多いし」
「…分かった」
何を言われるんだろう…
戸田君はなんかいつもと
雰囲気が違うし…