幼馴染の甘くない愛情Ⅱ
「なんで聞かないの?あたし達付き合ってるの?って言うだけだよ」
「だって…」
それで、もし
は?何勘違いしてんの?
お前なんてただの下僕だっつーの
とか言われたらどうするの?
「っていうか、明菜的にはどっからどう見ても付き合ってると思うけど」
「どこが!?」
「いや、どこがって…」
「す、好きって言われてから今日まで態度が違ったのはあの日だけだもん…」
あの別人のように甘かったのは
好きと言われたあの日だけ。
それから今日までの一ヶ月…
――――――バサッ
「ぎゃ!何!」
いきなり真っ暗になった視界。