幼馴染の甘くない愛情Ⅱ
「大雅に言いたきゃ言えよ」
「い、言わないよ…」
「はっ、どうだか…」
戸田君の顔は
なんだかすごく辛そうで
あたしの胸がキュッてなった。
「大雅のことを好きなのは、あたしも一緒だし…自分が伝えてないのに他の人の口から伝わるなんて、あたしだったらすごく嫌だもん」
片思いってかなり辛い。
男とか、女とかそんなの関係なしで。
「……変な奴」
そうボソッと呟いた戸田君。
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