youth!!
校門をでてすぐのところにしゃがみこんでいるなっちゃん‥
を抱きしめてる男の子。
誰?
俺の知らない人。
なっちゃんに声をかける。
やっぱり顔をそらされた。
なんとか伝えようとしたけどやっぱり一言で表せる状況じゃなくて‥
その男の子に言葉を遮られたらもうなにも言えない。
なっちゃん‥
手が届かない距離になってはじめてその人の大切さに気がつくことってあると思う。
俺、なっちゃんのこと本当に好きだったんだ。
男の子に手をひかれて行ってしまうなっちゃん。
俺はその背中をみていることしかできなかった。